こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。
今回はS様ご夫妻のレッスンの様子をご覧ください!
(作業風景、お顔写真、作品写真の掲載許可を頂きまして誠に有難うございます)
S様ご夫妻は「自然派お菓子レシピ開発」を将来的な仕事にしていきたいとのこと。
別分野でのレシピ作成のご経験はありますが、焼き菓子については基礎から学びたいというご要望をお持ちで当教室にお越し下さいました。
焼き菓子には様々な種類があります。
そこで、お菓子の素材の基礎(砂糖、小麦粉、バター、卵)を学んで頂く上で欠かせない「パウンドケーキ」にチャレンジして頂くことにしました!
今回はシュガーバッター法で6本(3本×2回)のパウンドケーキを作ります!
ココア味にはヴァローナココア、抹茶味には上質で色鮮やかな抹茶パウダーを使用しました★
それではレッスンの様子をご覧ください。
殻の入りにくい卵の割り方をお伝えし、実際に割っていただきます。
使用するパウンド型に合わせて敷き紙をセットします。今回は繰り返し使用できるベーキングシートについてもご紹介。
お菓子を作る上で必要な素材の性質を一つひとつお伝えしながら一緒に確認します。
パウンドケーキを作る際のバターの状態(温度や柔らかさ)を確認し、作業していきます。
バターに微粒子グラニュー糖を加えてすり混ぜると、空気を含んで真っ白くなります!
ここで沢山空気を含ませることができれば、この空気の力でケーキが膨らみます。
空気を含ませたバターの中に卵を少しずつ加えて乳化させていきます。
バターの状態がみるみる変化しますよ!
生地を2つに分けます。
片方はプレーンパウンド(具材無し)、もう片方はココアパウンド(具材はビターチョコ+ナッツ)です!
そして、プレーンの1/3と、ココアの1/3を合わせたものが真ん中のマーブルです。
マーブルはビターチョコとナッツを生地に混ぜず、トッピングにしました。
型に生地を入れる際、ちょっぴり苦戦しましたが綺麗に入りました。
生地の表面をならして空気抜きをしたらオーブンへ!
オーブンに入れてから約12分程経過すると表面に膜ができます。
この状態でカットしておくとここから綺麗に割れてくるので仕上がりが綺麗になるのです★
生地の焼成中に、先ほどの作業工程や技術の復習を兼ねて次のパウンド3本を作成します。
バターのすり混ぜ、抹茶の計量を手分けして行います。
生地を切り混ぜします。2回目なのでとてもリズミカルでスムーズです★
今回もプレーン生地は具材無しにしました。1回目の生地と比較するためです。
抹茶生地にはオレンジピールとホワイトチョコレート、抹茶マーブルには大納言小豆を混ぜ込み、型入れです。
表面のカットも行います。
どのように仕上がるでしょうか?!楽しみですね★
「焼き立てのパウンド」と「数日置いたパウンド」は、味も食感も変わります。
それぞれの違いを今後のレシピ作成に活かして頂くため、事前に作成したパウンドと焼き立てのパウンドの、それぞれのカット断面、食感の違いを見て頂きました。
「焼き立ては崩れやすいですね。」
「まだ味が落ち着いていないかな・・・」
「日を置いたものは生地が締まっていて味にまとまりがある!」とご夫妻。
断面の比較写真です。
中央と右は、プレーン同士の比較です。
出来立てでも具材が入っていないため比較的カットしやすいです。
左側は出来立てチョコマーブル。
ほんのり温かい状態でのカットなので断面があまりきれいではありません。
それでは、6本のパウンドの焼成前→焼成後をご覧ください!
こちらが1回目の焼成前と焼成後のパウンドです( *´艸`)
初めてのパウンドでしたが、とても綺麗に焼き上がっています♪
プレーンは具材を入れなかったので他よりも少し低い仕上がりです。
こちらが2回目の焼成前と焼成後のパウンドです(≧▽≦)
効率よく切り混ぜでき、型入れの時間の短縮できたため、先程よりふっくらとした仕上がりですね♪
プレーンは1回目と同様ですが、効率よく混ぜられたので焼成前に生地中の空気が逃げず、1回目より高さが出ていますね!
「覚えることが沢山あり、とても勉強になりました!」
「工程ごとの詳しいポイントや、素材の性質について詳しく学ぶことができました」
「混ぜ方や工程は、記憶が新鮮なうちに何度か復習することが必要ですね」
「これからもどうぞ宜しくお願いします!」と、お二人。
次回は同じ工程で、素材を変えて作るドロップクッキーのレッスンです!
楽しく知識・技術を習得して頂けるよう色々と考えておきます★
こちらこそ、どうぞ宜しくお願い致します!!