こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

今回は単発レッスンにお二人でお越しいただいたお母様N様とお嬢様R様のレッスンです。
(N様とR様、作業風景や作品の写真掲載許可を頂きまして誠に有難うございます!)

N様とR様のお二人は、ご自宅で良くお菓子を作られるようです。
お菓子作りの中での悩みはスポンジ生地がうまく膨らまないことなのだそうです。

事前のお電話での会話で、お嬢様のR様はナッツやフルーツが苦手だとお伺いしました。
そこで、「味と食感にアクセントのあるチョコだけのデコレーションケーキ」をご提案。
「ふわふわスポンジの作り方」「クリーム絞り練習」を学んで頂けるようなレッスン内容を構築しました。

それではレッスンの様子をご覧ください!

まずは卵の割り方、次に卵をしっかり溶きほぐしてから砂糖を加えて混ぜるなど、一つずつ工程を確認しながら進めます。

卵液を湯煎にかけて温めます。どのくらいまで温めるのか、そのために必要な湯煎の温度はどれくらいか、実際に体感します。

いよいよ泡立てる工程に入ります。
泡立てしていく中で、
「こんなに泡立てるんですね?!」
「家ではここまで泡立てないで作っていました」
とお二人。

泡立てた後のキメの整えも生地状態を見ながら確認して作ります。

粉をふるいながら加えます。

切り混ぜします。ゴムベラの動かし方、効率よい混ぜ方を学んで頂きます。
生地の比重を整えて水分(牛乳)や油分(バター)を加える方法、バニラを加える量やその意味などもお伝えしていきます。

お二人とも、とても綺麗な生地ができました。
敷紙をセットした型に流し込んでオーブンへ!!

焼成時間を使ってクリーム絞りの練習です。
植物性クリームを泡立てて、絞り袋にセットします。

植物性クリームはダレにくいので何回も練習できますよ!
とても綺麗に絞れていますね!!

スポンジが完成しました。

「ふわふわで柔らかい!」
「しっかり高さが出てる!!」とお二人( *´艸`)

敷紙を丁寧に外します。

中までしっかり粗熱が取れたら、生地の半分の高さを目安に切れ込みを入れて、その切込み線に沿ってスライスしていきます。

組み立てに入ります!
焼き目を内側にしてシロップを打つと、硬い部分が柔らかくなり食感が良くなります。
今回は洋酒の中からグランマニエをお選びいただきシロップに加えました。チョコ系との相性抜群なお酒です。

シロップを打ったらココア生クリームを乗せます。
今回使ったのは、45%の乳脂肪分になるように調整した純生クリームにヴァローナココアをたっぷり加えた美味しいクリームです。

厚みが均一になるように塗り広げて、好みのチョココポー(削りチョコ)を乗せます。

(上から重ねる)スポンジの内側になる面にシロップを打ち、クリームを塗り広げてから重ねると中のチョコが動かずに綺麗に仕上がりますよ!

スポンジを上に重ねたら、軽くおさえてしっかりフィットさせましょう。

全体のナッペ(クリームで全体を覆う作業)に入ります。
お二人とも普段からお菓子作りをされているので、とても手際よくクリームを塗り広げられています!!

角出しを終えたところ。

クリーム絞りです。
先ほどの練習の成果を発揮する時がきました(^O^)
お嬢様のR様はシェル絞りにチャレンジされました!とても綺麗に絞れています。

お母様のN様は星絞りですね♪

チョコレートコポー3種類とホワイトチョコパウダーを使い思い思いのトッピングをしていきます★

N様の途中経過。

R様の途中経過。

トッピングを終えて、事前にお選びいただいたケーキピックを飾り、お二人とも完成です★
ゴージャスですね!!

ケーキをしっかりと冷やしている間にご試食タイム。
今回はローズ絞り&ビターチョコの手作りコポーをバラのつぼみに見立てています。
シロップにはVSOPブランデーを加えて、大人味のケーキに仕上げました。

「甘さが丁度良くて食べやすい!」
「中に入っているチョコ感がアクセントになっていますね。」
「卵の湯煎の温度や泡立て具合、混ぜ方など早速自宅でやってみます!」
と、おふたり。

今後、ご自宅でのスポンジ作りやクリーム絞りにより一層の自信を持って取り組んで頂けることと思います!

N様、R様、猛暑の中お越し頂きありがとうございました!
(ご持参の保冷バッグや保冷材に加え、教室の大きな保冷剤達がしっかりと保冷効果を発揮できている事を願っています!)
また、お菓子作りの中で疑問が湧いたときは是非キッチンパフェにいらしてくださいね!
いつでもお待ちしています★