こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

「焼き菓子」レッスンを月1回のペースで受けられているY様。
業務用のアガーをお知り合いの方に大量に頂いたので、アガーを今後活用していきたいと伺っていました。

そこで今回、「アガーを使ったキュートな見た目のゼリー」にチャレンジして頂くことになりました★
(Y様、作業風景や作品写真の掲載許可を頂きまして誠に有難うございます)

それではレッスン当日の様子をご覧ください!

アガーは別名「増粘多糖類」と呼ばれる凝固剤の一種です。

寒天、マメ科の植物など、天然素材(糖質)の中で増粘作用をもつ素材を様々な割合で調合して販売しています。
(各メーカーが出したい特徴に合わせて配合を変えているので、使用量など必ず確認して使用することが大切です)

アガーを使ったゼリーやプリンは、つるんとなめらかで食感が良く、常温でも溶けません。
ポイントをおさえれば、和菓子、料理にも活用できますよ!

はじめにぶどうの2層ゼリーを作ります。
アガーと砂糖をすり混ぜ、水分の中に溶かし込みます。
(砂糖と合わせておかないと、水の中で粉の塊になりやすいので注意します)

水分を良く混ぜてから加熱します。
今回使用したアガーの場合は、90℃程度で2分程加熱し続けました。

アガーが溶け切ったところ。このまま固めると透明ゼリーになります。

透明ゼリーとぶどうジュースゼリーの2層にします。

アガーは常温で固まり始めます。
少し固まってきたらぶどうを入れて、透明ゼリー部分の中に浮かべるようにします。

次に、プリンを作ります。
牛乳の中にアガーを溶かし込み、良く混ぜてから卵黄を加えて加熱します。


カップに入れてそのまま固めます。

今回はお子様がカラメルがそんなに得意ではないと伺ったので、
代わりにプリンと透明ゼリー(ぶどう入り)を合体させてみました★

プリンの応用で、かぼちゃプリンを作ります。
かぼちゃパウダーを使用した作り方でご紹介!



かぼちゃプリンが固まったら、かぼちゃのタネを飾ってアクセントに( *´艸`)

3種類のゼリー&プリン、完成です!!

一旦すべて冷蔵庫の中でじっくり冷やしている間にご試食タイム!
アガーの濃度を変えた「硬さの違うアガーゼリー&プリン」をお召し上がりいただきました★

容器を変えたり、層ゼリーの配分を変えると見た目や味の印象が変わります★

「アガーの量で硬さがずいぶん変わりますね!」
「今回のレッスンで安心して自宅のアガーを消費することができそうです♪」
とY様。

次回はフルーツパウンドのレッスンですね★
クリスマスに向けてギフトにも喜ばれるお菓子です。
どうぞお楽しみに(^_-)-☆