こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。
今回はS様ご夫妻のレッスンの様子をご覧ください!
(作業風景、お顔写真、作品写真の掲載許可を頂きまして誠に有難うございます)
S様ご夫妻は「自然派お菓子レシピ開発」を将来的な仕事にしていきたいとのこと。
別分野でのレシピ作成のご経験はありますが、焼き菓子については基礎から学びたいというご要望で当教室にお越し下さっています。
今回からは1日レッスンとなり、午前・午後に分けて、関連する内容を学んで頂きます。
材料の違いによる仕上がりや食感の違いをご覧いただけるようなレッスンにしました。
「ショートブレッド」と「ガレットブルトンヌ」をサブラージュ法で作成し、それぞれ粉を変えたり、水分量を変えたりしながら仕上がりの見た目、食感の違いを知っていただく内容としました。
それでは(その1から引き続き)レッスンの様子をご覧ください!
午後レッスンは「ガレットブルトンヌ」の作成と色彩の話、ラッピングです。
午前のサブラージュ法の応用で、アーモンドパウダーの配合を変えた3種を作ります。
卵黄を溶きほぐして計量します。ここにラム酒をまぜておきます。
ホイッパーでしっかり混ぜた粉の中に冷えたバターの塊を入れて刻みます。
この後サブラージュして、ラム酒入りの卵黄を合わせたものがこちら。
水色のマスキングテープの生地はアーモンドパウダー無しの生地。
ピンク色のマスキングテープの生地はアーモンドが沢山入った生地。
こちらは、上の写真に比べると生地の見た目がやや粗くゆるい感じです。
真ん中の白黒マスキングテープの生地は、上記2つの間(アーモンド量少なめ)の生地。
ラップに包み、冷蔵庫でしっかり冷やしておきます。
生地が冷えたら、打ち粉をして均一な厚みに伸ばし、丸型で抜いて紙焼き型に入れて冷蔵庫へ。
ダレやすい生地なので、温度管理が大切なお菓子なのです。
その間に、今回のレッスンに合わせて事前作成した7種類の比較をして頂きながら、
「この配合はどのような人に向いているか」
「作業工程が簡単で綺麗に仕上がるのはどれなのか」
「どんなラッピングを施せばより魅力的な商品になるか」考えて頂きました。
ここで、生地がしっかり冷えたのでフォークで柄をつけてオーブンへ。
焼成中の時間に、ラッピングシートの色や柄の組み合わせを考えます。
ラッピングシートの柄や色を変えるだけでシンプルなショートブレッドのイメージが多様になりますね。
ガレットブルトンヌが焼き上がりました★
アーモンドパウダーの配合量により、生地の広がり方や焼き色に違いが出ましたね!
・直線→薄力粉のみ
・十字→薄力粉+アーモンドパウダー少なめ
・曲線→薄力粉+アーモンドパウダー多め
写真の左端にある雲のようなものは、3種類の余り生地をくっつけたもの。焼き上がりの違いが分かり易いです。
ラッピングした袋へのシールの貼り方、マスキングテープで作ることができるリボンアレンジなどご紹介!
お二人で手分けをして、「リボンを作る→貼る」作業をしています。
丸1日の長時間レッスン、大変お疲れさまでした!
次回は2種類のタルトのレッスンです。
タルトレット型(小さなタルト型)やポンポネット型などを使い、様々なアレンジを行いますのでどうぞお楽しみに☆彡