こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

今回はS様のレッスンの様子をご覧ください!
(S様、お顔や作業風景、作品写真の掲載許可を頂きまして誠に有難うございます)

「新たな年を迎えるにあたり、今年から約1年かけて、手作りで美味しいものが作れるようになりたいです!」
というご要望でお越し下さったS様は、ご自身でお仕事をされている経営者です。
近い将来、新しい事業として食に関わる店舗(オリジナル大判焼きやたい焼きなど)を持ちたいというご要望があり、まだご自身で和菓子を作ったことがないため、今回はまず、簡単な和菓子にチャレンジしてみたいとの事でした。

そこで、「ご自宅で再現しやすいカステラとお饅頭(餡を包む練習や生地について学んで頂く)」をご提案し、初回レッスンを迎えました。
それではレッスンの様子をご覧ください。

カステラを作ります。
今回は道具の使い方や簡単に再現できる事を大切にし、別立てできめ細かくしっとり仕上げる「別立てカステラ」です。
卵黄に砂糖を加え、手立てでしっかりと混ぜていきます。

そこに、はちみつとみりん、油を加えて乳化させるように混ぜます。

メレンゲを作り生地に加えます。

できあがった生地を型に流し、泡きりの作業を行いオーブンへ。

この泡きりはオーブンに入れて1分ごとに2~3回行います。

カステラの焼成中に、お饅頭入れる餡の重さを量りながら丁寧に丸めていきます。


とても綺麗にカステラが焼き上がりました。
生地の蒸気抜きをして熱いうちにみりんを塗り、粗熱が取れたらラップに包んでおきます。

次に蒸し饅頭です。
お団子生地、小麦生地とそれぞれ2種類のよもぎ饅頭を作ります。

はじめにお団子生地。うるち米粉ともち米粉をブレンドして捏ねていきます。

1つずつ計量し、先ほど丸めた餡を包んで閉じていきます。S様、とても上手に包餡できています!

蒸す前の色はこんな感じ。

蒸し上がると適度に水分が馴染み、つやのある深いグリーンに。歯切れのよい美味しいよもぎ団子のお饅頭です。

次は小麦を使った田舎饅頭。
重曹と酢を使用した田舎饅頭をアレンジしたレシピです。

粉類を合わせた後、重曹を中心に置き、酢水を加えるとジュワーっと炭酸がでます。これを捏ねて生地を作ります。

先程のお団子生地に比べると約半量の少ない生地で包餡します。小麦生地は蒸すと膨らむからです。


S様、とても良いペースで包めています。

蒸し器に並べます。

蒸す前に水を霧吹きしておくと割れを防ぐことができます。

蒸し上がりです。とても大きくなっています!

お饅頭は温かいうちにポリシートで包んで乾燥を防ぎます。

3品の和菓子すべて完成です!!

今回、ご試食用に準備したのは3種類のカステラとお饅頭。

3種類のカステラは、以下のようなものです。
①別立ての作りたて
②別立ての3日経過してしっとりしたもの
③共立てで3日経過したもの

「作り方の違いや、日数で味の馴染みや食感にかなり違いが出ますね」とS様。
お饅頭に関しては、
「食感がとても良くて美味しいです!」との事。

是非、ご自宅で再現してみて下さいね!

次回はペスカトーレパスタにチャレンジです★
どうぞお楽しみに!