こんにちは。
埼玉県川口市のお菓子教室キッチンパフェ講師の鈴木里奈です。

毎月1回のペースで通ってくださっている、素敵親子のF様とS様のレッスンをご覧ください。
F様、S様、いつもお顔写真掲載をご了承頂きまして誠にありがとうございます!

前回のレッスンでS様、F様より、
「インスタで見た、高さのあるキャラメル入りのチーズタルトを作ってみたいんです!」
というご要望を頂きました。

シンプルなレシピだからこそ、丁寧に、そして美味しさにこだわってレシピを作りました。
タルト生地に高さと強度を出すための生地作りのポイント、成形の際の注意点を細かくお伝えしつつレッスンを進めました。

それではレッスンの様子をご覧ください♪

まずはこのレッスンの要である高さのあるタルト生地の成形です。
作業自体はシンプルですが、綺麗な形、かつしっかりと歪みなく生地を焼き上げるためには時間がかかります。
そのため、事前に作成した生地を使い成形から始めました。

タルト生地は、所謂お皿の役割をする部分です。
たっぷり中身を入れて焼き上げても壊れない丈夫さと食べやすさを考慮し、底と側面の生地はそれぞれ厚みを変えて伸ばします。

今回はセルクルを型にして生地を焼き上げます。
型はずれを良くするためにバターを塗り広げておきます。

厚みを整えて冷やし固めた生地をカットして型にセットします。
型のカーブに沿わせるようにセルクル型の内側に生地を貼りつけ、割れないようにつなぎ目をなじませます。
空気が入らないようにぴったりと沿わせるのがポイント。


次に底生地をセットします。
ほんの少しの割れでも中身のチーズクリームを支えられず割れてしまう事があるので慎重に!

生地がゆるんでしまったら冷やしてからカットし、カットしている最中にゆるんでしまったらまた冷やしてから作業します。
このように、丁寧に生地を見ながら良い状態で作業をしていく事が大切です。
少しの歪みで焼き縮みが起こったり、生地の厚みが均一でないと、薄い部分が割れてしまうので注意が必要です。


この状態でしっかり冷凍庫で生地を冷やしてタルトストーンを乗せて空焼きです。

タルトストーンを外したところ。
側面は焼けていますが、底の色を見るとまだ生焼けなのでもう少し焼きます。

この位(底生地が香ばしくなる)まで空焼きすればOKです!

底の割れが不安な時は塗り卵をして更に2分焼くとよいでしょう。

手作りキャラメルを底に流し込み、更にチーズクリームをたっぷり注ぎます。


表面をならしてオーブンへ。低温でじっくり50分焼き上げます。

50分間の焼成時間を使い、お持ち帰り用のタルト生地とキャラメルソールを手作りします。
ココア生地作りの様子。



キャラメルソースのベースになるカラメル作りの様子。

以前アップした手作りキャラメルソースの作り方もご覧ください!

ご試食タイムもここで♪
今回はプレーン生地とココア生地の2種類で試食を準備しました。
ボリュームのあるタルトのカット&切り分けもご体験頂きました。

断面はこんな感じ(*^-^*)

ご試食の様子☆彡


「ボリュームがすごいですね!」
「確かにこれだけの中身を支えるにはしっかりと生地をつくらないといけないんですね!」
「簡単だと思っていたけれど難しかったーっ^_^;」
「中からキャラメルがとろけて出てきて美味しい♪」
と喜んでくださったS様、F様。

いよいよ焼き上がりです!!
焼き立てだとタルト生地がもろく壊れやすいため、タルトの粗熱が取れたら、周りにムースフィルムを巻いておきます。

粉糖やケーキピックを添えて仕上げます。

完成です!!!

長時間に渡るレッスン、大変お疲れさまでした!
これからの時期、タルト生地は緩みやすいので冷蔵庫、冷凍庫を活用しながら作業することが大切です。


タルト生地はこんなかわいいクッキーにもなりますので、お持ち帰り分をいろいろご活用くださいね!

次回はスノーボールクッキー&ラッピングです!
ひとつの生地から色々な味に応用ができますので、どうぞお楽しみに☆彡